こんにちは!国際観光学部1年生の記田です。
1月16日(火)に「京旅館と女将」の授業で「京唐紙作り体験」をしました。
まず、京唐紙の歴史や使われている場所、豊富な柄についてのお話を伺ったあと、いよいよ体験に入りました。
小さくて丸い可愛い柄が特徴のつぼつぼや力強さと繊細さを感じる龍の柄など全8種のなかから好きな柄を選び、それに合う色とりどりの紙の組み合わせを考えて始まりました。柄と紙の色のバランスを考えて絵具の色も金と銀から選びます。
二度刷りといって同じ場所にずれないようにもう一度上から重ねて刷る工程が力が入ってしまい、難しかったです。
京唐紙は直接板に絵具をつけるのではなく、スポンジのようなものに一度塗ってから軽く叩くようにして色を板に乗せていきます。また、バレンなどを使わず手で優しく刷るのも特徴で、随所から京唐紙の繊細さを感じました。
うまく可愛く刷れると嬉しくてみんな「あともう1枚だけ!」とたくさん刷って机の上がいつのまにかカラフルになっていました(笑)
京唐紙は現在もホテルや旅館、料理屋の内装などで多く使われているみたいですが、昔ながらの方法で京唐紙を作っているお店は今回ご協力いただいた「丸二」さんをあわせて京都に二店しかないそうです。
この素晴らしい日本の伝統を守り続けていきたいなと感じ、大変貴重な体験となりました。