高槻キャンパスで朝夕の流れている音楽について

チャプレンの中尾です。

新年度が始まりましたね。
これからキリスト教にまつわるあれこれをこちらで紹介させていただきます。

高槻キャンパスでは朝9時と夕方6時に音楽が流れることにお気づきでしょうか?
これは、その季節
(教会の暦:参考「礼拝堂の『色』について」
Agnes’ Blog http://blog.heian.ac.jp/takatsuki/20220126-9730 )にそった聖歌(讃美歌)を
選んで放送してもらっています。

4月2日から16日の期間の聖歌とその歌詞を紹介します。

朝 聖歌第2番 「風に目をさまして」

風に目をさまして 歌にのせる 新しい感謝
ひびきあう 心と声 芽ばえあう命を知る
長い夜にも 朝は訪れる 光とともに 朝は訪れる

風に向き合うとき 聞こえてくる ささやきと叫び
試みにもがく中に 共に立つ仲間を知る
長い夜にも 朝は訪れる 希望とともに 朝は訪れる

風に押し出されて 苦しみをも 新しく担う
主が共におられるから よろこびの世界を知る
長い夜にも 朝は訪れる 命を生かす 朝は訪れる

夕方 聖歌第133番

イエスは閉じたる 門(かど)に立ちて  戸をたたきつつ 開くを待つ
などか み声を 聞きてなおも  心はかたく 主をこばみぬ

茨(いばら)の冠(かむり) 傷の手にて  涙ながらに たたきたもう
などか 否(いな)みて いつくしみを  あなどり 罪を いや 重ぬる

「われは汝(な)がため 殺されしに  などかこばむ」と 嘆きたもう
とく 戸を開き 迎え入れて  永(なが)く心に とどめまつれ

この聖歌の歌詞をもとにしたのがこの絵です。

「扉をたたくイエス」
(金沢工芸美術大学学生有志によるフレスコ画習作、金沢聖ヨハネ教会)
イエスさまが私たちの心の扉をたたいていてくださることを、
思いめぐらすことができるといいですね。
(チャプレン 中尾貢三子)