観光フィールド実習2025(海外・イタリア) ②

こんにちは!
国際観光学部4年の石田です。

9月5日(金)から9月14日(火)までの10日間、海外フィールドワークでイタリアに行ってきました。

イタリアに着いて初日はローマを訪れました。
映画「ローマの休日」に登場するスペイン広場やトレヴィの泉、そしてバチカン市国のシスティーナ礼拝堂などを回りました。

特にシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロ作のフレスコ画「最後の審判」は何度も写真では見たことがありましたが、実物の迫力は本当に素晴らしかったです。


滞在2日目は同じくローマを散策。
ナヴォーナ広場、パンテオン、ヴェネツィア広場を訪れました。
パンテオンは天井の丸く開いている部分から太陽光が入り、綺麗に建物内を照らしていました。
自由時間には真実の口も見に行くことができました。


3日目は午前中はボローニャで、インディペンデンツァ通りを歩いてマッジョーレ広場とボローニャの斜塔であるガリゼンダの塔、アジネッリの塔、そしてボローニャ大学に訪れました。

ボローニャにはポルティコと呼ばれる屋根付きの回廊が至るところにあり、これはボローニャ大学ができたことで学生の数が増え、下宿不足になったため、建物の一階部分をポルティコ、二階以上の部分に部屋を作ったそうです。この回廊は世界遺産にも登録されています。

ボローニャ大学はヨーロッパ最古の大学であり、私たちは解剖学教室を見学してきました。

かつてのキリスト教では正式に人体解剖を認めていなかったため、解剖のたびに教会からの許可が必要であり、教会の方が抜き打ちでチェックしに来ることもあったそうです。
午後からはパドバに移動して、エレミターニ市立美術館とスクロヴェーニ礼拝堂に行きました。
スクロヴェーニ礼拝堂の内部は、全てジョットのフレスコ画が描かれています。


4日目はフィレンツェに訪れました。
ジョットの鐘楼に登りました。414段の階段を頑張ってみんなで登りました。

本当に階段が辛かったですが、鐘楼の1番上からのフィレンツェの町並みは最高に綺麗でした。


昼食にはとても評価が高くて気になっていたレストランに行きました。店員さんのおすすめのトリュフが使われたパスタが美味しかったです。

その後はヴェッキオ橋を渡りミケランジェロ広場まで行きました。ヴェッキオ橋には宝飾店がズラリと並んでおり、一階はお店で二階は回廊になっています。この回廊はヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を結んでおり、かつてメディチ家が民衆の反乱などを恐れて、人目につかないように住居とオフィスを行き来できるようにしていたそうです。


5日目はヴェネツィアに訪れました。
ヴェネツィアに着くとすぐに川が見えて、早速ゴンドラに乗りました。

ゆったりと進むゴンドラに乗って船頭さんとお話ししながらヴェネツィアの町並みを見られてとても楽しかったです。

その後、ヴェネツィア大学の方たちと一緒に昼食を取りました。イカ墨のピザがおすすめとのことだったので、それを食べました。イカ墨はパスタのイメージが強かったですが、このピザがとても美味しくてイタリア研修旅行中のご飯の中では一番のお気に入りです。

自由時間には、サン・マルコ広場に訪れた後に、船に乗って離島にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会に行きました。観光地として栄える中心地とは違い、人が少なくゆっくり見学できました。

海上の都市であるヴェネツィアは町の中にも運河が流れており、バスやタクシー、ごみの収集などにも船が使われており、生活していくために船が必要不可欠なのだと知り、大変興味深かったです。
個人的にはヴェネツィアが1番楽しかったです。


6日目はパルマに訪れました。
パルミジャーノ・レッジャーノや生ハムが美味しいことで有名な都市です。
パルマにあるピロッタ宮殿の中にはファルネーゼ劇場という全て木で作られた劇場があります。イタリアの建築には石材が使われているものが多かったので新鮮でした。

ボローニャに戻ってきて、サラボルサ図書館の地下にあるローマ時代遺跡を見て、その後はボローニャといえばということでボロネーゼを食べました。


7日目は再びローマに戻ってきました。
コロッセオとフォロ・ロマーノ、サンタンジェロ城、サン・ピエトロ広場に行ってきました。

コロッセオは想像していたよりも大きくて迫力がすごかったです。かつては剣闘士の試合や猛獣との戦いが行われていたこともあり、少し怖さを感じる場所もあったりして興味深かったです。

昼食に入ったレストランでは、ペペロンチーノが食べたいと言ったら、メニューにはないにも関わらず作れそうだから作るよと言って、作っていただきました。そんなことができるのかと驚き、優しい人ばかりだなと嬉しくなりました。


私にとってイタリアはずっと行きたいなと思っていた憧れの場所で、今回このような機会をご用意していただいて、行くことができて本当に嬉しかったです。

イタリアはとてもフレンドリーな人たちばかりで、ホテルやレストランなどで気軽に挨拶しあったり、優しく対応していただいて、土地も人も素敵なものばかりでますます好きになりました。

遠く離れた場所であることや治安に関する不安なことも忘れるほど楽しくて、最後は帰るのが惜しいほどでした。
回りきれなかったところや今回は行けなかったところがまだまだたくさんあるので、絶対また行きたいと思います!

観光フィールド実習2025(海外・イタリア) ①

2025-10-04