イルミネーション委員会で綾部市を訪れました【黒谷和紙】

3年生の水口です。イルミネーション委員会のメンバーで、初めて綾部市の黒谷和紙を訪れました。
黒谷和紙を作っている場所や、販売しているお店もありました。

黒谷和紙さんとは、綾部市のグンゼスクエアの展示会やあやべ夏まつりでのイルミネーションの展示の材料として黒谷和紙の原料となる楮 (こうぞ)の芯を活用させてもらうなど、これまで様々な連携をさせてもらっています。

黒谷和紙さんの和紙は伝統の「手漉き (てすき)」の技法を守り、職人の手で一枚一枚しっかりと漉きあげているため、とても丈夫な紙となり希少で素朴な和紙が作られます。昭和58年には技法が京都市指定無形文化財に指定されました。提灯紙や傘紙、障子紙など、生活に密着した紙として様々な場所で使用されており、京都では二条城の障子に使用されました。

あやべ夏あかりに参加させていただいた際に、黒谷和紙さんの和紙を、和紙の原料となる楮の芯と一緒に使用して作品を作り展示させていただきました。思っていた以上にいい作品が作れたと思います。楮は硬くて軽量なため自由自在にカタチを作ることができ、和紙もシンプルなものからカラフルなものまでデザインが豊富なため楽しく作ることが出来ました。黒谷和紙さんの和紙を燈に当てるととても温かみのある作品になり、繊細かつ丁寧に作られていることが分かり感動しました。京都、綾部が誇る黒谷和紙さんとタイアップでき光栄でした。

撤去作業のため後日綾部に行った際に、なんと黒谷和紙の製造販売所と楮の栽培地に伺うことが出来ました。
黒谷和紙さんの製造販売場所は自然に囲まれた場所にあり、となりのトトロのサツキとメイの家を思い出すどこか懐かしい雰囲気の場所でした。店内には和紙はもちろん絵葉書や本のしおり、帽子や扇子など様々な種類の商品がたくさんありました。常連客の方もおり、沢山の和紙を買って帰られる様子も見受けられました。
近くの橋には「手漉き」をしている絵もありました。楮も今まで先生が綺麗に洗って干してくれていて、すぐに使える芯の状態でしか見たことがなかったので、実際に生えている姿を見て、その高さや葉っぱが生い茂る様子に驚きました。山が近いこともあり、販売所の隣にあった楮は野生のシカに葉っぱを食べられしまっていたのもまたまた驚きました。

あやべ夏あかりに参加しました

2023-08-31