サテライトから、お散歩 (第11回)六角堂その2 ~ 日本の伝統文化「華道」

それでは、お散歩を再開します。

六角堂といえば、華道発祥の地。

六角堂(本堂)の裏手は、聖徳太子が沐浴を行ったと伝わる池の跡といわれ、そのほとりにあった僧侶の住まいは「池坊」と呼ばれました。小野妹子は出家し、ここに入ったといわれています。


ここ六角堂の実務を担っていた代々の池坊は、いけばな成立期に大きな活躍をみせ、二代専好に至って「立華」を大成しました。境内には二代専好の立華モニュメントが置かれています。

街の真ん中にあるお寺ですが、中に入ると日常の喧騒を忘れ、こころを落ち着かせてくれる空間です。

平安女学院大学では、日本の伝統文化の一つとして華道を取り入れています。観光を学ぶとき、外国の方と接するとき、日本の歴史や伝統文化を知っておくことは大事ですね。