三条通をさらに東へ進むと道は大きく右カーブ。ここは「蹴上」です。
復元された琵琶湖疏水のインクライン(傾斜鉄道)の台車がみえます。
明治維新による東京遷都によって元気を失った京都のまちに活気を取り戻そうと、第3代京都府知事北垣国道が琵琶湖疏水を計画しました。
明治18(1885)年に着工、5年の歳月をかけて明治23(1890)年に大津市美保ヶ関から蹴上までの水路が完成。その付帯事業として建設された蹴上発電所により紡績を始めとする産業が振興し、京都市発展の大きな力となりました。
日本最初の市街電車(京電)も蹴上発電所の建設があればこそ。
近くには京都市が琵琶湖疏水竣工100周年を記念して1989年8月に琵琶湖疏水記念館が開設されています。
入場無料なので先人の偉業を学んでみるのはいかがでしょうか。ぜひ、訪れてみてください。
ご存じでした?