「とらや」に行ってきました

こんにちは!国際観光学部2年のDUCK TEAM(大森・山口・長崎・真鍋・大星)です!
私たちが今回取り上げるのは、京都人なら誰もが知っている和菓子屋「とらや」です。私たち全員、「とらや」の和菓子のなかでも、上品な甘さが特徴の羊羹が大好きです。「とらや」の暖簾やショーケースを見ると入ってみたいという衝動にかられます。

じつは去年、「京の和食と和菓子」という授業で、大学周辺の和菓子屋さんのことを紹介するために「とらや」を訪れました。
平女の国際観光学部ならではの経験です。今回は、「とらや」について改めて調べてみました。

まず、「とらや」の大まかな歴史を紹介します。「とらや」は室町時代後期の京都で創業し、5世紀の永きにわたって菓子屋を営んでおられます。後陽成天皇御在位中(1586~1611)より禁裏(皇室)の菓子御用を勤め、今に至っています。また、京都妙心寺の「正法山誌」には「市豪虎屋」の名とともに、慶長5年(1600)関ヶ原の戦で、西軍の石河備前守を虎屋がかくまった故事が記されています。当時の主人黒川円仲を中興の祖とし、現会長は17代目、社長は18代目にあたります。
(「とらや」パンフレット参照)

今回、「とらや」について2つ紹介したいことがあります。
1つ目は烏丸通沿いにある「とらや 京都一条店」です。ここでは、羊羹を始め、様々な和菓子がまるで宝石箱のようにショーケースに並んでいます。値段は割と高めですが、お土産には最適です。

2つ目に紹介するのは、そこから一条通を少し入ったところにある喫茶室、「虎屋菓寮 京都一条店」です。テラスでは、季節ごとの風情を感じながら和菓子を食べることができます。
特に人気のメニューが生菓子とお抹茶のセットです!生菓子は季節ごとに変わるので様々な味が楽しめます。
私(大森)が実際に試食した生菓子は柚形という饅頭です。


また、株式会社虎屋の文化事業課の課長・相田文三様にいくつか質問をしてみました。

Q.虎屋にとって和菓子の魅力とは何ですか?

A.「長い歴史の中で積み上げられた奥深い文化性」。そういったところが魅力だと思います。

Q.虎屋の商品でここはこだわっていると思う点はありますか?

A.羊羹は小豆と砂糖、つまり餡と、寒天から作られます。生菓子も多くが餡を使っていますので、餡が虎屋の菓子の命です。

Q.相田様がお仕事をされている上で一番大切にされていることはありますか?

A.お菓子を作る部門や販売する部門だけでなく、事務的な仕事をしている私たちも、お客様に「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」ということを第一に考えています。

Q.虎屋に働いていらっしゃるのはどのような方たちですか?

A.和菓子や虎屋のお菓子が好きで入った人が多いと感じます。

相田様、取材にご協力いただきありがとうございました。

「とらや」以外にも平安女学院大学の周りには様々な和菓子屋さんがあるので、ぜひ、足を運んでみてください。