日本茶輸出促進協議会のPRビデオが有栖館にて撮影されました

京都の紅葉が見頃を迎えた11月24日。
日本茶輸出促進協議会が、海外向けの日本茶PRビデオを作成するにあたり、本学の有栖館(旧有栖川宮邸)にて茶道のお点前の撮影を行いたいとの依頼がありました。

京都キャンパスの有栖館は大学の教育施設でありますので、貸会場としてお貸しすることは出来ないのですが、日本茶の普及促進と、本学が必修科目として取り入れている茶道のPRということであり、特別に有栖館主屋での撮影が認められました。

茶道お点前の監修・指導は、本学伝統文化研究センター長の関根秀治教授が行い、着物の着付けや所作の指導は本学客員教授である服部和子教授の「服部和子きもの学院」の皆様にお手伝いをいただきました。

当日は秋晴れの爽やかな天候に恵まれ、本学客員教授の「造園植治」11代当主小川治兵衞教授のお手入れが隅々まで行き届いた有栖館庭園での撮影も順調に進みました。

茶道の心得がある「ミスきもの」のモデルさんに対して、撮影監督から細かい指示が飛び、関根教授のお点前指導、裏千家十四代淡々斎書付のお茶碗をはじめ由緒ある茶器を使用した本物のお茶席は、凛とした空気が漂い、緊張感あふれる撮影現場となりました。

撮影した映像をモニターで何回もチェックし、ライティングを変え、撮り直しをしながら、約6時間に及ぶ撮影は無事に終わりました。撮影終了後、日本茶輸出促進協議会の方や撮影を担当された制作会社の方々からも、平安女学院大学の伝統文化担当教授陣による心を込めた本物の「おもてなし」に対して感謝の言葉と賛辞が送られました。