聖アグネス礼拝堂で迎えるクリスマス

12月になりました。イエスさまの誕生をお迎えする季節ですね。

今日は聖アグネス礼拝堂でのクリスマスを迎えるためのさまざまな飾りとその意味を皆さまにご紹介します。

*アドヴェントクランツ(Adventskranz:Advent降臨節、Kranzドイツ語で輪、花冠、王冠の意味)。4本のロウソクを一列、あるいはリース状の輪に飾ったものです。11月30日の聖アンデレの日に近い日曜日からクリスマスイブ(降誕日前夕)まで4回ある日曜日ごとに一本ずつロウソクをともしながら、クリスマスの到来を待ち望みます。

*アドヴェント期間の祭色

アドヴェントの期間、祭壇や聖書台にかかっている布は「紫」となります。これは「悔い改め」、「慎み」、「待望」、「厳粛さ」などを表す色です。

*その他の飾り

刺繍(クロスステッチ)を額装したものです。真ん中の絵は三人の博士が幼子イエスと母マリア、ヨセフのもとを訪問した時の図柄、左右には楽器を演奏する天使があしらわれています。

楽器を演奏する天使が金糸で刺繍されたタペストリー(左右一対)です。これには「1987年平安女学院キリスト教センター英文科若菜先生作」と書かれたアップリケが裏に縫い付けられています。

その他、リースやクリスマスツリーなど、かつての教職員の方々、学生の皆さんが心を込めて作ってくださったものを飾り、イエスさまの降誕を迎える準備を整えています。

(チャプレン 中尾貢三子)