ハワイセミナー

ハワイセミナーに参加している学生から、現地報告がありました。実りの多い、充実した時間を過ごしている様子が伝わってきます!

私は、7月15日から22日の8日間、裏千家が主催する第50回ハワイセミナーに参加させていただきました。 
 
1972年ハワイ大学茶室「寂庵」と茶庭「清苑」の贈呈式を第1回とした裏千家ハワイセミナーは、関係各位の温かいご協力により裏千家の夏の恒例海外行事として開催されており、今年は第50回を迎えます。ハワイ大学での講義、裏千家淡交会ハワイ協定やハワイ大学茶道部との交歓茶会、千玄室大宗匠主催晩餐会などでハワイ各地の同門社中と交流を深めています。 

茶道裏千家淡交会総本部では、千玄室大宗匠ならびに千宗室家元の方針の下、国際社会で活躍できる人材を育成する機会として1979年から全国の大学・高等学校で茶道裏千家を学ぶ学生・生徒の代表をセミナーに招待しています。 
今年はコロナ禍ということもあり、全国の大学で茶道裏千家を学ぶ3校の大学から代表4名がセミナーに招待されました。 

平安女学院大学の学生は、子ども教育学部と国際観光学部が交代で裏千家から1名招待されて参加することができ、光栄にも私が選ばれました。 
 
ハワイセミナーが今年で第50回目という節目のため、裏千家15代お家元である千玄室大宗匠が主催する晩餐会が行われたり、セミナーでは千玄室大宗匠自ら講義してくださり、お茶の歴史とお茶での大切なことを話してくださりました。日本航空会長の植木義晴さんの講義では、どのようにして日本航空会長に就任したのか、また植木さんがどのように日本航空を再建させたのか?何を大切にしたのか?などを聞くことができとても勉強になりました。そしてセミナーだけでは物足りなく、また機会があればもっと講義を聞いてみたいと思いました。 
私がハワイセミナーを通して1番感じたことは、裏千家15代お家元千玄室大宗匠のお人柄です。とても上の立場の方であるにも関わらず、とてもフレンドリーなお方で、学生にも一人ひとりご丁寧に接して下さりました。お茶席では上下関係なく、みんな平等という考えがあります。誰にでも敬い優しく接することの大切さを改めて千玄室大宗匠から学びました。 

また、ハワイセミナーを通して他大学の学生と色々な話をすることができたり、いろいろな人との交流ができたことは自分にとって沢山の刺激をもらうことができたと思います。 
8日間のハワイセミナーは私にとってとても大切な思い出となりました。 
ハワイセミナーで学んだことを学生生活そして社会人になってからも大切にしていきたいと思います。