サテライトから、お散歩 (第10回)スピンオフ 京都検定への道「日本人建築家」

美しいレトロ建築の建ち並ぶ三条通りを思い出し、京の近代建築と建築家をまとめてみたいと思います。

ますは辰野金吾と片山東熊。二人とも明治時代のお雇い外国人であるジョサイア・コンドルに建築を学びました。

辰野金吾、長野宇平治 → 京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)

片山東熊 → 京都国立博物館明治古都館(旧帝国京都博物館本館)、九条山浄水場

ポンプ室

他に、押さえておきたいのは次の三人。特に、武田五一は近代建築のリーダーとして、京都に代表作が多く、2019年の京都検定1級では対岳文庫(岩倉具視幽棲旧宅)が出題されています。

松室重光 → 京都府庁旧本館、京都正ハリストス正教会、京都市旧武徳殿

武田五一 → 京都府立図書館、1928ビル(旧毎日新聞京都支局)、関西電力京都支店(旧京都電燈本社)、京都大学百周年時計台記念館、

木村得三郎 → 弥栄会館、先斗町歌舞練場

タイムリーなものとしては、京都市美術館があります。

京都市美術館(大礼記念京都美術館) → 前田健二郎

京都市京セラ美術館 → 青木淳、西澤徹夫

京都市京セラ美術館の館長には、設計者でもある青木淳氏が就任しました。

リニューアルに関わった建築家が館長になるのは異例のことですね。