山田松香松店で、香木、香道についてのお話をうかがいました

6/15(木)「京都のおもてなしとライフスタイル」の授業にて、京都キャンパスの近くにある山田松香木店に伺い、代表である山田英夫様より香木について、そして香道についてのお話をお聞きしました。

実際に香木をみせていただきながら、香木を巡って争いがおこるといった話があるほど、香木には価値があるということを教えていただきました。現在、主要な産地であるベトナムやインドネシアでは乱獲など、さまざまな要因により香木の輸出量が減り、非常に貴重な存在にもなっているのだとか。

今回、なんとそんな香木のなかでも貴重な伽羅を触らせていただき、香りを「聞く」体験をしました。

貴重な香木を恐る恐る持ち上げ、鼻を近づけるとふわりと雅な香りがする香木に学生からも感嘆の声が上がりました。


お香は昔から貴族に親しまれていて、平安時代には、京都の貴族の家ごとに「それぞれの家の香り」があり、調合方法の記録がまだ残っています。その記録を基に現在も調合しているので、平安時代の香りを今でも感じることができるのだとか。室町時代、香道に発展した後は、「志野流」「御家流」という流派が生まれ、現在まで続いています。
授業では、聞香の作法を習い、「平安」、「鳳翼(ほうよく)」の香りを楽しみました。

鳳翼は後水尾天皇が愛したというお香。「後水尾天皇が好んだ香りを通して、300年前と今とが繋がる」と仰った山田さんの言葉がとても印象に残っています。


また、他には、「源氏香」や、香道の遊び方である「競馬(くらべうま)香」など組香にもさまざまな形式があることを学びました。



最後には聞香を行う香室(こうしつ)を見学し、香室の設え、とくに飾りについてお教えいただいた後、組香を楽しむ際の席の位置や香箱の扱い方を体験しました。
そして授業が終わった後には、店舗で実際にお香を購入する学生の姿も。



「三道」のうちの一つである香道についての知識を深めることのできた一日となりました。