国の登録有形文化財「有栖館」の魅力をご紹介!

こんにちは!
国際観光学部2年生の竹村、尾関、岡崎、加藤です。
今回は、平安女学院が所有している「有栖館」(有栖川宮旧邸)へ取材に行きました!

まず、有栖館とは、『御所西 乙女さんぽ』(白川書院、2018年)によると、1625(寛永2)年に創設された有栖川宮家の旧邸で、1891(明治24)年に一部が現在の場所に移築されたと書かれています。
そして、2007(平成19)年まで京都地方裁判所所長官舎として使用され、翌2008(平成20)年8月に平安女学院が教育施設として取得しました。

有栖館には門が2つあります。
烏丸通に面する表門の「青天門」と、下立売通に面する「長屋門」です。今回は長屋門から入りました!


門をくぐると、しだれ桜(写真下:中央奥)が目に入ります。この桜は、なんと、あの太閤秀吉がお花見をした醍醐寺の桜の子孫なんです!
また「京都で一番早く咲く桜」と言われ、毎年3月末には、烏丸通に張り出した桜のひさしを楽しむ人たちで賑わいます。
今回は残念ながら季節の関係で桜を見ることができませんでしたが、秋らしく黄色く染まっており、とても綺麗でした(*´︶`*)

長屋門の東角には「成景庵」という本格的なお茶室があります。
大学の茶道の授業でもここを使用しています!


それでは、主屋に入ってみましょう!
入口には赤い絨毯が敷いてあります。
そして、玄関から入って上を見上げると、大きく平安女学院と書かれた扁額があります。


順路に従って南へ進むと、「植治」の11代目小川治兵衞氏によって作庭された庭を一望できる広間があります。
四季の移り変わりを思う存分堪能できそうですね!
そして、15畳ある板張りの間は能舞台として使えるのだとか…!
映えスポットとしても使えちゃうかも(*´ 艸`)


今回は「有栖館」についてご紹介しました!
普段は門が閉まっているため、気付かずに素通りしていた人も多いのではないでしょうか。
このブログをきっかけに、少しでも有栖館に興味を持っていただけると幸いです。
なお、残念ながら、今秋の特別公開はございません。