昇天日から聖霊降臨へのできごと

皆さま、お元気でしょうか?チャプレンの中尾です。
新学期が始まって約2か月たちましたが、いかがお過ごしでしょうか?

2022年5月26日は、教会の暦では「昇天日」といいます。
なかなか昇天日から聖霊降臨への出来事をお話する機会がないので、
5月のチャペル礼拝は、このブログからリンクを張った動画と、
次のブログの動画という形で実施します。
新しい試みですが、ぜひお付き合いください。

今日の動画は「教会のはじまり」という絵本をもとにしたお話です。
いくつか、言葉の説明を付け加えます。
聖霊が弟子たちに降った出来事が起こったのは「五旬祭(ごじゅんさい)」でした。
これは復活日から数えて50日めの出来事でした。
それまで弟子たちは、イエスさまのように逮捕されて殺されるかもしれないことにおびえ、
自分たちのいる家や部屋の戸に厳重に鍵をかけていました。

そんな弟子たちが、ある日を境に家の外へ、街中へ、そしてさらに遠くへと出て行き、
行った先々の国や地域の言葉で、神様の愛やイエスさまのなさった出来事を語り、
イエスさまがなさったように病人をいやす奇跡を行いました。
それは、弟子たち自身がイエスさまのなさっていたことを引き受け、
さらに多くの人々へと届ける働きでした。

イエスさまが天へ帰られた結果、
弟子たちは祈りつつ、自ら考え、自ら行動していくしかなくなります。
その結果は、自分が引き受けることとなります。
これは教会の誕生の物語であると同時に、
信仰者としての弟子たちの自立/自律の物語でもあるのです。

2022年5月チャペル礼拝動画~絵本
https://web.microsoftstream.com/video/bc478dc4-cadb-4f14-b2ec-97e4814739b3

学外からアクセスされている方で、上記動画が見られない方は、こちらをご覧ください。
ルカによる福音書第24章44節~53節
https://www.youtube.com/watch?v=dtXc9GCnXNM