子ども教育学部の2年生科目「子ども学研究入門II」では、人間関係トレーニングの授業を岡本工介先生にしていただきました。
オールスタンドアップといって、アイスブレイクの一種ですが、お互いに息を合わせて共同作業にとりくみ、信頼関係を構築していく段階をつくる試みです。最終的にクラス全員が手をつないで床に座っている状態から、お互いに手を引っ張り合いながら、しかしかけ声なしで、立ち上がるというゲームです。
最初は2人のペアで、お互いの両手をもって、両足のつま先をお互いに合わせて、調子を合わせて両手を引きながら立ち上がります。声を掛け合うと簡単ですが、掛け声はしてはいけません。首を振ってタイミングをはかるのもだめです。あうんの呼吸で立ち上がります。
これは比較的簡単に立ち上がることができます。2人ペアで成功したら、次は4名。その次は8名。と、順に人数を増していって、16名。
わりと簡単に、立ち上がることができました。
最後はクラス全員の28人で挑戦しました。みごとに成功しました。
少しずつ人数が増えていくことによって、徐々に一体感が構築され、クラス全員が抵抗感なく手をとりあって一つのことに取り組んでいくことが可能になります。見事に立ち上がることができたときには、全員が達成感を味わうことができました。
岡本先生によると、こんなに簡単にクラス全員が立ち上がることができたのは珍しいということです。