今日は子ども教育学部のゼミについて紹介しましょう。
ゼミというと、「大学生!」という雰囲気がありますよね。
子ども教育学部ではゼミは正式には「子ども学専門演習」という名前の授業になります。2年生の終わりに学生が選択し、3年次に配属され、4年次終了まで2年間同じ教員のもとについて、専門的な学びを深めます。「卒業論文」を書くための授業というとわかりやすいでしょうか。
今日ご紹介するのは4年生の専門演習「Sゼミ」です。
7月も終盤のこの日の授業では、8月に開催される「卒業研究中間報告会」に向けた、リハーサルが行われました。中間報告会は学部の行事としてあるわけではなく、ゼミ独自で設けているもので、3年生も出席して、Hゼミと合同で行います。
この日は9人のゼミ生うち、半分の5人が報告を行いました。
卒業論文のタイトル(仮)だけ紹介しますと、
「保育者の言葉がけから子どもと保育者の関係の変化を見る(お弁当場面から)」
「片づけやすい環境構成の工夫と保育士の役割」
「保育所における絵本のあり方について:選書や読み聞かせから」
「育児担当保育の現状と課題」
「共働き世帯における子どもの性格への影響について」
などなど。
それぞれが継続して幼稚園や保育園に観察調査に行っていたり、保育者へのインタビューを行っていたり、質問紙調査の人は準備を進めているところです。
自分のテーマに関わる先行研究もまとめ、各自A4用紙2枚ほどの原稿を準備し、一人5分ほどの短い時間で、端的に自分の研究の報告を行います。
このメンバーでのゼミも1年半経とうとしているので、司会・進行も学生が行います。一人が発表すると、教員からだけでなく、学生からも質問や助言がどんどん飛び交います。
学生同士の真摯なコメントからは、これまでの授業を通して、専門的な知識や調査研究への感覚だけでなく、学生同士の信頼関係や絆が醸成されていることが伝わります。
リハーサルではた〜くさんの課題が見つかりましたので、中間報告会でのバージョンアップされた発表が楽しみです♪♪
ファイト〜!
(Sゼミには3年次からの編入生もいますよ → 編入生Q&A)