構内のケヤキが少しずつ色づいてきましたね。
教会の暦で11月1日は「諸聖徒日」です。この日の前後の週の日曜日に、聖公会、日本キリスト教団やカトリックなどの教会で「逝去者記念礼拝(永眠者記念礼拝、昇天者記念礼拝などと呼ばれることも)」が行われます。各々の教会の成立から現在にいたるまでのすべての関係逝去者の方々のことを覚えてお祈りする日です。前もって墓参(墓地礼拝)を行ったり、礼拝の中ですべての方のお名前を読み上げたり、亡くなられた方の写真を礼拝堂の前に並べたりして、亡くなられた方と今生きている私たちとのつながりを意識すると同時に、その方々も私たちもまた、神さまの大きな愛のうちにあることを覚えます。
「世にある人、世を去った人の主なる神よ、あなたは、主にあって死ぬ人は幸いである、と教えられました。どうか主を信じて世を去り、安らかな眠りについた僕(ことに______[1])に豊かな祝福を与え、主が彼らのうちにはじめられた救いのみ業を、イエス・キリストの日に成就してください。天の父よ、今なお世にあって主に仕えるわたしたちにも恵みを与え、ついに彼らとともにみ国の世継ぎとしてください。救い主イエス・キリストによってお願いいたします。」(日本聖公会『祈祷書』132頁「逝去者のため」の祈り)
平安女学院大学高槻キャンパス聖アグネス礼拝堂でも、11月1日12時40分から、逝去者記念礼拝を行いました。今年はお知らせが遅れてしまったことと感染症拡大防止の観点から、もし可能ならチャペルでの礼拝に参加していただき、それ以外の方には、オンラインでの配信を案内し、礼拝の様子を録画したものを学内のStreamに公開しています。
こんな礼拝があったことを知らなかった、という方も多いかもしれません。平安女学院のアカウントをお持ちの方はこちらからご覧になれます。
https://web.microsoftstream.com/video/afcbfeed-4902-4c0b-9952-6a4f6683d9e4
それ以外の方には写真だけですが、せめて礼拝の雰囲気だけでも味わっていただけたらと思います。イエスさまが始められた愛の業の大きな流れの中で、私たちのこの平安女学院があり、そして、今ここに集められた私たちがあること、そして私たちの家族や大切な人々もまた神さまの大きな愛の腕の中に包まれていることを、改めて心にとどめる日として、大切にしたい日です。
[1] 具体的なお名前を入れることもあります。