三条通の一つ南は六角通。烏丸六角から東に入ると、西国三十三所第十八番札所の六角堂(頂法寺)があります。代々、池坊の家元さんが住職を務められます。
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四天王寺建立のための木材を求めて京を訪れた聖徳太子が、泉で沐浴しようと念持仏の如意輪観音を小枝に掛けたところ、木から離れず、光を放ったとのこと。太子はお告げを授かり、この観音を祀るための御堂を建てたことが六角堂(頂法寺)の始まりです。
平安京造営の際には、六角堂が道にあたるため、勅使が祈ると六角堂が自ら北に移動したと言い伝えられています。
そのあとに残った礎石が「へそ石」と呼ばれ、京の中心に位置するとされています。
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祇園祭の山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が、江戸時代末まで六角堂で行われたことからも京の中心であったことを窺えます。
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ぜひ、聞いてみてください