キリスト教学の授業の一環として、子ども教育学科の一年生は川口基督教会へ行ってきました。
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川口は幕末から明治時代の初めにかけて外国人居留地として栄えた町です。外国人居留地とは政府が外国人の居留・交易区として定めた地域で、かつては長崎や神戸、築地などにも存在していました。
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川口はその地形のため大型船は入港できませんでしたが、その代わりに多くの宣教師たちが布教にやって来て多くのミッションスクールを創設しました。平安女学院の前身である照暗女学校もその一つです。ほかにも信愛女学院、桃山学院、プール学院などもこの地で生まれました。
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川口基督教会の歴史は1870年に建てられた小礼拝堂に始まり、現在の礼拝堂は1920年に建設されました。
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金山将司執事のお話のあと、みんなで川口居留地を散策しました。
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照暗女学校があったところは現在は倉庫群になっています。
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「川口居留地」の石碑がひっそりとたたずんでいます。
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散策のあとは教会に戻って、聖堂にあるパイプオルガンについての説明を聞きました。このパイプオルガンは阪神・淡路大震災にも耐え、被害を受けた教会の修復工事の間は解体して別の場所に保管されて、礼拝堂の復元の際には再び寸分の狂いもなく組み立てられたそうです。
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パイプオルガンの音色はストップと呼ばれるレバーを引き出して作り出されます。一つの鍵盤でもストップによってさまざまな音が出ることに学生たちも興味深い様子でした。説明の後、音色の変化を生かした曲を演奏していただきました。
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最後に礼拝をおこない、パイプオルガンに合わせてみんなで聖歌を歌いました。
寒い一日でしたが、自分たちの大学のルーツをたどることで、今一度この学校で学ぶ意味を考える良い機会になったと思います。執事の金山様、オルガニストの佐分利様、そして大岡チャプレン、一日ありがとうございました。
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