日中文化交流協会訪中団の団員として中国を訪問しました!

大家好!
国際観光学部4年生の若野粋子です。

6月11日(火)から17日(月)までの一週間、同じく4年生の小倉さんと日中文化交流協会大学生訪中団に参加し、北京・蘭州・敦煌を訪れました。

故宮博物院や万里の長城、敦煌莫高窟などの文化・歴史の関連施設を視察し、北京林業大学、蘭州大学の学生と交流を深めました。

日中文化交流協会提供

私は2年前に本学の海外フィールドワークで上海・厦門(アモイ)に訪れたことをきっかけに中国文化に興味を抱きました。それから香港・澳門(マカオ)など中国の地域に友人と旅行しましたが、地域によってそれぞれ全く異なる文化が根付いている点が面白いと思いました。今回訪れた北京は最も伝統が残っており、高いビルもありましたが密集していないので、空が一番高く感じました。

一番感動したのは、シルクロードのオアシス・敦煌にある鳴沙山という砂山から見た壮大な砂漠の景色を見たことです。まだまだ知らない世界がたくさんあることを知りました。砂がサラサラしていて、裸足で一気に駆け下りるととても気持ちよかったです。小倉さんも大はしゃぎでした。

この訪中では、平安女学院大学で学んだことを様々な場面で活かすことができました。最も印象深かったのは、蘭州大学での交流会において日本文化の紹介として浴衣を着付けるパフォーマンスをしたことです。私と小倉さんが着せた学生は、初めて浴衣を着たそうで、笑顔で「ありがとう」の言葉をいただきました。また他の学生は、中国の唐代の伝統衣装を着せてもらい、衣服の文化を通して親睦を深めることができました。言葉の壁を越えて、異文化理解の楽しさや重要性を感じました。

そして私は4年間中国語を勉強していますが、その成果も現地で試すことができました。会話をするにはまだまだ未熟でしたが、翻訳アプリの利用、英語、筆談、ジェスチャーなどあらゆる方法でコミュニケーションをとりました。

ある中国人の学生に「あなたと友達になれて本当に嬉しい。それはあなたが日本人だからではなく、あなた自身が優しいから。言語の違いは問題ではない。」と言われました。国籍問わずお互い一人の「人」として接しあい、繋がっていることを実感し、感動しました。このような一期一会の出会いを大事にしていきたいと改めて思いました。

また、訪中団に参加していた日本の他大学の学生生の中には、絵画や音楽、語学など様々な分野で活躍されている人が多くいました。それぞれ大きな夢や強い自信を持っていて、これからの自分の将来を見つける上で非常に良い刺激を受けました。

私はこの旅から、実際に自分の目で見て感じて物事を捉えることの大切さを学びました。思いのほか空気が綺麗なこと、キャッシュレス社会が進んでいること、親切な人が多いこと、商売っ気が大阪人よりも100倍強いこと、中国のお菓子はパサパサしていること、天安門広場の毛沢東主席の絵画がとんでもなく大きいこと、敦煌は白夜があり、夜の十時まで空が明るいので子供達も遅くまで遊んでいること、内陸部ではお肉がほぼ骨でヘルシーなこと、中国人はとりあえず果物が大好きなこと…etc

このような何気ない気づきが、とても新鮮でした。どんどんイメージが覆されていき、また新たな中国を知ることができました。

現在もまだ私の周囲には中国についてマイナスの印象を抱いている人は多くいます。少しでもそういった良くないイメージを変えるためにも、私はこの有意義な旅から得た知見、感じたギャップを発信していかねばならないと思います。そうして偏見もなくなり、このような小さな交流によって芽生えた足下の平和がやがて国間を越え、アジアへ広まり、最終的に世界中が平和になればいいなと思います。

本当に貴重な経験ができました!!!
これからも中国のまだ行ったことのない地域へ行って、もっともっと世界を拡げたいです!

追記:若野さん・小倉さんは訪中時に、中国・新華社通信の記者から取材を受け、下記の記事に名前が出ていますので、ご覧ください。
http://www.xinhuanet.com/english/2019-06/15/c_138145506.htm?from=groupmessage