子ども教育学部の1年生の授業「ジェネリックスキル」では、大学での出会いが一人一人のホームとなることを目指して、”at Home” Classを合い言葉に、コミュニケーションのスキルを勉強しています。
前回(春学期)は、コミュニケーションの基礎として、ペアを組んだ相手に自己紹介をしあって、話しを聞くときの態度としての「傾聴」について学びました。うなずき、あいづち、反射などがあると、話し手はとても話しやすいことが分かりました。
今回はそれをベースにして、より深い関わりをもつ方法について学びました。
最初のワークはフォグコールでした。ペアを組んだ相手と教室の端と端に分かれて立ち、目をつぶったまま相手の名を呼びながら前方に進み、前に伸ばした手のひらが合わせます。
次に、同じ相手と組んだまま、手順を決めてフォグコールします。例えば、どちらか一方は歩かずに待っていて、もう一方の人が歩み寄ってくるという感じです。
手順を決めるだけで、不安がとりのぞかれることを体験できます。でもこれはウォーミングアップでした。
本題は、印象的な出会い、人生で一番うれしかったこと、悲しかったこと、忘れられない出来事を紙に書いて、ペアの相手に話すこと、聞き手は「傾聴」するというワークです。
授業を受けた学生の満足度は高く、
- 普段は話さないことが話せてた。
- 相手の知らないところが知れるきっかけとなった
- 自分が思っていることを聞いてくれたり共感してくれたりする友達がいることの大切さが分かった
- 自分の気持ちを理解していなけれは人の気持ちは理解できないものだとわかった
などの感想が寄せられました。